のぼり旗を印刷するために、画像データなどだけ入稿すれば終わりというわけでは無いものです。プリンタに出力するために、
レイアウトするための専用ソフトが必要となります。
このソフトを利用して、指定された通りのデザインにレイアウトし、さらに画像データもくっきりと発色の良い色合いになるよう調整します。
のぼり旗は遠くから見ても目立つように、濃いめの色合いにする必要があります。そこで専用ソフトを使用してレタッチ作業を行うわけです。その後大判プリンタで印刷する工程に移りますが、ここでもたっぷりのインキを乗せて出力します。
色合いが自然なものとなるようカラーバランスを調整しながら慎重に行う必要があります。そして印刷が終了した転写用の紙を乾燥させた後に、のぼり旗に使う布と合わせて熱処理を行い、インキを布に転写させて完成となります。
このような工程でも、転写スピードを管理してしっかりとインキが布に移るかどうかも確認しています。
見やすい配置にもコツがある
のぼり旗というのは色々なシチュエーションで活用することができるアイテムですが、1本購入して設置すれば、それで完璧とは限りません。設置する際に適した本数というのがあるものですので、その点に気を付けて数を確保したいところです。
なお、適した本数というのは、どういった場所で使うかによって変わってくるものです。例えば、こぢんまりとした飲食店であれば、1本か2本あるぐらいでも十分ですが、少し規模の大きい飲食店となると、3本から5本ぐらいは欲しいところです。
そして、これらを一定の間隔で設置するのです。すべて同じデザインにして、1つのことを強調するのも良いものですが、バラバラのデザインにして色々なことを情報として与えるようにするのも効果的と言えるでしょう。
お祭りなどの場でいくつもお店が出ているようなところでのぼり旗を使う場合には、もっとたくさんの本数があると良いでしょう。そうすれば、のぼり旗を見ただけでメニューが把握できて、デザインが良ければ購入意欲もかきたてられるものです。